トピックス 8月の例会報告 過ぐる日のやまねこ だれもいない山道を歩いていると、いつしかそこは現実ではなく、昔話に出てくるような異空間に思えることがある。 この映画の背景はそんな山間の村である。 最初の場面、画家のアトリエらしい。ひとりの男が作品を次々と包装している。そして、ベッドで寝ている幼い娘に声をかける。 「山猫を見に行こう」 次は都会の酒場で働く若い...
トピックス 8月の例会報告 ジョン・ラーベ 南京のシンドラー 南京事件を描いたドイツ・フランス・中国の合作映画であり、2009年の製作であるが、日本では映画会社による劇場公開は行われていない。 したがって、日本映画ペンクラブの例会でこの作品を鑑賞できたことを、まず私は幸運に思う。 ジョン・ラーベを演じたウルリッヒ・トゥクルはわが国ではさほど知られていないが、脇役に個性派ステ...
トピックス 第68回カンヌ国際映画祭リポート まつかわゆま 今年は新会長ピエール・レスキュールが就任し、いくつかの改革、はっきり言って商業化を進めるためのアイデアを持ち込んだ映画祭になりました。セレモニーのイベント化や、新しいスポンサーに関連した新しい賞とテーマの設定など、その功罪はもう何年かしないとはっきりしないと思いますが、少なくとも今年はあまり評判がよくない試みであった...
トピックス 5月の例会報告 5月11日 「夢は牛のお医者さん」tcc試写室 2014年度日本映画ペンクラブ会員選出文化映画ベスト1になった「夢は牛のお医者さん」を会員多数の希望により特別に例会で上映。 新潟から時田美昭監督と、坂上明和プロデューサーがいらして下さった。 Q&Aは賞に関して、また映画作りのポイントなどの質問に対して監督はー 賞を取...
トピックス 第68回カンヌ国際映画祭 FIPRESCI賞リポート コンペ部門の授賞式がある映画祭最終日の前日にあたる23日夕、国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI)の表彰式がメイン会場のアンバサダー・サロンで開かれた。今年の審査員はブラジルのマリオ・アバド・ネトを長とする9名で、コンペ部門、ある視点部門、監督週間と批評家週間に3名ずつ別れて審査を行った。なお、3月の総会で、今年か...
トピックス FIPRESCI年次総会報告2015 齋藤敦子 南イタリアのバーリで、3月22日、23日の2日間に渡って開かれたFIPRESCI(国際映画批評家連盟)の年次総会に、昨年に引き続き日本映画ペンクラブを代表して参加してまいりましたので、以下にご報告いたします。 今回は、1)挨拶、新しいHPの運営会社Mingus-Designの紹介、2)FIPRESCI 90周年、3...
トピックス 第62回サンセバスチャン国際映画祭リポート 中山治美 娘が憧れるコスプレ衣装を購入する為に父親が犯罪に手を染めれば、エンディングには丸山(美輪)明宏主演の映画『黒蜥蜴』(62)の曲が流れる--。 スペイン・バスク地方で開催された第62回サンセバスチャン国際映画祭(9月19日~27日)コンペティション部門で、金の貝殻賞(最優秀作品賞)に選ばれたのは、日本文化の影響が随所...
トピックス 国際映画批評家連盟 (FIPRESCI)グランプリ、「6歳のボクが、大人になるまで。」に決定。齋藤敦子 FIPRESCIグランプリは、1999年に設立された賞で、全世界の国際映画批評家連盟メンバーの投票によって、毎年1本が選出されます。 これまでの受賞者にはミヒャエル・ハネケ、ポール・トーマス・アンダーソン、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン、ジャン=リュック・ゴダール、ジャファール・パナヒ、ペドロ・アルモドバルなど、各国の錚々た...
トピックス FIPRESCI年次総会報告 齋藤敦子 写真は、新委員の顔ぶれ。左からジャン・ロワ名誉会長、クラウス・エダー事務局長、ダナ・リンセン副会長、アリン・タシヤン会長、ゲオルギー・カルパティ副会長 南イタリアのバーリで、さる4月6日、7日の2日間に渡ってFIPRESCI(国際映画批評家連盟)の年次総会が開かれ、日本映画ペンクラブを代表して参加してまいりましたので...
トピックス 第54回カルタヘナ国際映画祭リポート 斉藤博昭 カリブ海に面した、コロンビアのリゾート地、カルタヘナ。要塞に囲まれた旧市街には、ヨーロッパ風の建築に、カリビアンらしい超カラフルな色遣いがほどこされ、まさに異空間の風景を作り出していた。この地で3月13日から19日まで開催されたカルタヘナ国際映画祭は、今年で54回目。南米で最も歴史が長く、規模も最大級という伝統の映画...